マニフェスト工房〜生活から生み出すマニフェスト〜
子育てや医療、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会での取り組みなどを中心に、思ったこと、考えたことを綴ったブログです。政治家の方、興味をひいたトピックスがあれば、マニフェストに取り入れてください!!
予防接種を受けないという事
ある機会に、予防接種について話題となったときのことです。

「予防接種を受けないという選択は、その病気に罹患するリスクを負うのだということだね」とある方がおっしゃいました。
その方は、できるだけ予防接種は受けない、という考えの方です。

私は、「そうですね、受けずに罹患するリスクと、受けたことによる副反応のリスク、天秤にかけて判断されてますよね」と相槌を打ったのですが、

「実はそういう風に判断してきたつもりでした。でも、実は受けずに罹患するリスクを、とても軽く考えていました。いや、殆ど無いに等しいと考えてきたかもしれません。」とおっしゃるのです。

私はとても興味深く、「どういうことですか?」と尋ねました。
すると、
「私は細菌性髄膜炎という疾病を貴方から聞いて、初めて副反応の恐怖よりも罹患する恐怖が上回った気がしました。そこで、では他の疾病はどうなんだろうと改めて調べてみました。そうすると、今までの自分は本当の意味でのリスクを認識していなかったことに気づきました。麻疹だって本当は怖い病気なんだと。日本脳炎もポリオもそう。目の前に罹患したときのリスクを負った人がいないので、とても軽く感じていたのだと思います。」と、ご自身が今一度考えてみたことをお話してくれました。

私は当然のごとく、予防接種は積極的に打ちたい方です。
しかし、判断としては、もちろん、受けるリスクと受けないリスクを天秤にかけます。
私自身、もともとは予防接種に対して慎重な考えを持っていました。
実際に自分が子どもの親となり、その判断を下す必要に迫られ、それぞれのリスクについて学んだ結論が今の姿勢です。

ワクチンによって防がれたリスクは、目に見えません。
また、医学的にも科学的にも、ずいぶんと前の情報がいまだに書籍などでも紹介されたりしています。
往々にして、受けないリスクは過小評価されがちです。

でも、もう一度、考えてみませんか?
受けるにせよ受けないにせよ、後悔は避けたいですから。

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一人一人が意識を変え、みんなで考えることが必要なのでは
今朝のNHK「生活ほっとモーニング」を観て、改めて感染症予防や公衆衛生といった事柄について、我々一人一人が意識を変え、そしてみんなでどうすべきか考えることが必要なのだなと感じました。

時代とともに、科学・医学の進歩もあり、環境の変化もあり、人々の望むものも、生活様式も、変化していきます。
10年一昔といいますが、1980年代、90年代、2000年代とそれぞれさまざまな物の考え方や常識とされる物が変わってきています。
そこで暮らす私たちの意識や考え方が変わらなければ、その面において何らかの「ギャップ」が生じてしまってもおかしくはありません。

あまり聞きなれない「細菌性髄膜炎」という疾病が直面するワクチンギャップという問題も、誰もが知っている「はしか」という疾病の流行も、この「10年一昔」に我々の意識と思考が追いつけていないことにより生じた問題なのだと思います。

そんなことを伝えてくれた、NHK「生活ほっとモーニング」ではなかったでしょうか。

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ワクチン後進国の我が国の新型インフルエンザ対策の現状
kikulogで新型インフルエンザについてのエントリーが追加されました。

そこで紹介されていたのが、国立感染症研究所の田代眞人先生のインタビュー記事です。
読んでみて、背筋が寒くなる思いでした。

実はSARS騒動の翌年、田代先生の講演を聞く機会がありました。
その際にも鳥インフルエンザ変異の新型インフルエンザについて、警鐘を鳴らされていました。
今回のインタビューでは、当時よりもさらに新型インフルエンザのパンデミックが起きてしまう危険性が確実に高まっているという状況がわかります。

しかし、残念ながら我が国の対応は、決して十分といえるものではありません。
タミフルの備蓄もワクチンの備蓄も、そしてそれらを提供する体制もスキームも、不十分か無いに等しいか、そんな状況です。

パンデミックワクチンについていえば、、欧州医薬品審査庁では
「集中審査方式を経たパンデミックインフルエンザワクチンの医薬品販売承認申請提出に関するガイドライン」
「パンデミックインフルエンザワクチン医薬品販売承認申請の書類の構成及び内容に関するガイドライン」
「申請時の使用状況以外での使用に関する、流行の可能性がある鳥インフルエンザワクチンの医薬品販売承認申請の書類構成及び内容に関するガイドライン」
といったガイドラインがすでに整備されています。
つまり、パンデミックワクチンの開発、承認申請にかかる手続き(書類の構成、内容等も含んで)、流行に対する使用の準備が進められているわけです。
これに対し、日本ではこれらのガイドラインは皆無です。

このような状況を、我々、国民が容認してはいけない、変えていくための声をあげなければいけないのだと思います。
タミフルの備蓄は無駄だとか、新型インフルエンザのパンデミックは起こらないだとかという声も、一部の層からは聞かれます。
しかし、残念ながらこれらの主張については、タミフル備蓄以上の効果ある対策も、パンデミックが100%起こらないという根拠も伴っていません。

故に、新型インフルエンザのパンデミックは起こりうるかもしれないという可能性を前提に、そのリスクを回避し、または軽減すべく、できる限りの対応を政府に求める、そして政府が対応に時間とお金を費やすことを認めることが必要です。
田代先生のインタビューでも触れられていましたが、起きた時の想定を勘案すれば、これは国家的安全保障政策、危機管理策として取り組まなければならない事案です。

感染症を防ぐこと、の意味、必要性、そしてそれぞれの立場で何ができるのか、新型インフルエンザ対策をきっかけに多くの方に考えてみてほしいと思います。

テーマ:予防接種&健診 - ジャンル:育児


入学・入園に際して、予防接種歴を見直してみてください
Yahoo!トピックスからのリンクのお陰で、本当に多くの方にこのブログを訪問していただきました。
ありがとうございます。
カウンターのグラフがすごいことになっていますよね。
普段、「うわー、今日は30件超えているよ、すごく多いな」等と喜んでいたわけですが、二桁の日は、目盛がないですね(^^;
まあ、また徐々に落ち着いていくと思います。

さてさて、多くの子どもたちがもうすぐ新入学・入園を迎えられることと思います。
実は我が家も、長男が小学校入学です。
3年半まえ、細菌性髄膜炎に罹患し、「1/3で死亡、完全治癒は1/3。今夜が山です。」という状態にまで悪化、DICも併発した当時を振り返ると、涙が出そうになります。
あの時、こんな未来を迎えられるなんて、贅沢すぎて望むこともできなかったですから。

話をタイトルに戻しますが、「予防接種歴を見直し」することをお勧めします。
定期接種は順調に済ませていますか?
小学校入学前に、はしかの追加、受けていますか?
保育所や幼稚園入園前に、受けることができる接種を受けていますか?

日本の予防接種は、複合ワクチン導入が遅れているために、他の先進国に比べて接種の種類が少ないにもかかわらずスケジュールが極めてタイトです。
タイミング悪く体調を崩したりすると、その後、なかなか受けるチャンスを逸したりもします。
また、ワクチンで防ぐことのできる疾患でも定期接種対象となっていないものもあり、その場合は受けている方のほうが少ない状態であるわけです。

新たに集団生活という環境に子どもたちは身を置くことになるのですから、感染症を防ぐ−他人からうつされないこと、そして、他人にうつさないこと−ために、今一度、予防接種歴を見直して、抜けているものがあれば、接種を済ませてみてはいかがでしょうか?
子どもたちの中には、受けたくても体質的なこと等の理由で受けられない子どももいます。そのような子どもたちを感染症から守るのも、接種を受けることのできる子が接種を受けることの重要な意義だと思います。

中には、「予防接種は副反応が怖くて」「本当に効くの?」「自然に罹ったほうが、より強力な抗体を得られるからそのほうがいい」とおっしゃる方もいると思います。
それはそれで、ひとつの考え方だとは思います。
しかし、受ける、受けないの判断は、冷静に、リスクとベネフィットを天秤にかけてご判断いただきたいと思います。

例えば、「ムンプス難聴のお部屋」や、「SSPE青空の会」等を参照してみてください。
それでも、ムンプスやはしかについて「自然罹患したほうが良い」等とお考えになりますか?

ワクチン接種による副反応は、とてもはっきりと目に映ります。
しかし、ワクチンが防いでくれた疾病やその後の後遺症等は、防いでくれたがゆえに、目の前に現れることはありません。
目に見える副反応が、目に見えない効果より目立つことは当然です。
でも、だからといって天秤の軸をずっと副反応より遠くにおいて、副反応というデメリットを必要以上に重くしては、適切な判断はできません。

うつらないため、そして、うつさないため、今一度、予防接種歴を見直してみることをお勧めします。

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麻しん(はしか)の予防接種を
今朝のズームインsuperで、辛坊治郎氏が麻しん罹患後の亜急性硬化性全脳炎発症リスクなどを紹介しながら、麻しんの予防接種の重要性を伝えていました。
亜急性硬化性全脳炎についてはこちらをご参照ください。

麻しんは「いのちさだめ」と言われたことからも明らかなように、命を落とす可能性のある疾病です。
先述の亜急性硬化性全脳炎のリスクもあります。
感染力が高く、一方で治療は対症療法のみ。
ワクチンで予防することが極めて重要です。

一度の接種では抗体価が低下することが指摘され、二回接種となりました。
しかし残念ながら、二回接種となったものの二回目の接種率が50%に満たないそうです。
今年1月からは全数把握が開始されましたが、既に患者数は2,000人を超しています。
これらの感染者の半数以上は、接種歴のない患者だそうです。
どうも麻しんの排除達成とは程遠い現状です。

ネットを見ていると、一部はで麻しんに罹患することを軽く考えたり、予防接種を受けることがより危険であるかのような論を展開される方に出くわします。
しかし、どうも麻しんという疾病やワクチンに対する理解が不足している、誤解しているのではないかと思われる方が少なくありません。
私は麻しんは危険な感染症だと捉えていますし、予防接種は必須だと思います。

今一度、麻しんについてこちらを参照し、再考してみていただきたいものです。

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